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『エンジェル ウォーズ』@シネセゾン渋谷

 

 

 

「漫画(嘘)みたいなアクション」を堂々とやる。

「推理小説(嘘)みたいなストーリー」を堂々とやる。

「実話誌(嘘)みたいな裏世界」を堂々とやる。

 

この3つを極めて真剣に「ファイト」させる大傑作にふと出会ってしまうとは思いもしませんでした。

 

「5人の美少女が幻想的な戦いに挑むアクションファンタジー」なんてどうでもいい説明は完全無視です。

この世界では、「嘘が本当に」、そして「本当が嘘に」めまぐるしく変化していきます。

それらは、「アクションシーンが嘘に」、そして「嘘がアクションシーンに」という動きにも対応している所がニクさ倍増。

 

そこを突き詰め「映画が嘘に」→「嘘が映画に」を超えて、「映画が本当」への世界へと飛躍すらしているのです。これは恐ろしい。「本当の映画」とまでは言いませんが。

 

「そんなアクションシーン実際にはありえないよ!!」という総ツッコミに対しての解答が完璧。それらが有機的に組み込まれているところに洗練さを感じると共に、バカバカしいという奇跡。とりあえずあと2回は観に行きます。