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2011.11.27 UP

最近の4本

 

最近の4本をご紹介します。

Twitterのメモから。

 

【映画165】『ゴモラ』@シアター イメージフォーラム

イタリア版「サウダーヂー郷愁」=何も残らない系

 

 

【映画166】『マネー・ボール』@渋谷シネパレス

『スーパーバッド 童貞ウォーズ』のジョナ・ヒルにしか目がいかなかった・・・。

 

 

【映画167】『ステキな金縛り』@tohoシネマズ渋谷

大混雑。

 

 

【映画168】『コンテイジョン』@TOHOシネマズ六本木

この構成は解せん。

 

 

結論としては4本とも外したわけです。

つまらなかったわけではないのに、なんでしょう、この消化不良感は・・・。

 

もちろん、観る価値のない映画などこの世に存在しないと考えますので、意味はあったんです。

 

どの作品にも共通しているのは、乱暴にまとめるのであれば「情報がふんだんに散りばめられていて、とてもお勉強にはなるんだけど、映画体験としては退屈」となります。平たくしすぎた感想ですが、だったらノンフィクション読ませてもらいますよ、と言いたくもなります。事実、『マネー・ボール』は原作を読むだけで充分です。

 

どの映画も「記憶に残るショットが1つもない」のです。

フィクションでもノンフィクションでもドキュメンタリーでも自主映画でも個人撮影映像でもなんでもいいんですが、物語なんてどうでもいいんです、僕には。

 

実生活にお持ち帰りできる「1ショット」を観るために劇場に足を運んでいるんです。用意された物語を確認しにいく場所じゃないんですよ、あそこは。

 

情報の溢れ方を確認するためにも、この4本、プッシュします!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

2011.11.08 UP

最近の7本

 

この2週間の収穫がコチラです。

TwitterのMEMOをコピペします。

 

【映画157】『ステイ・フレンズ』@シネクイント

ガジェットの使い方が絶妙。強い。対になるのは『モテキ』。比較しまくってニヤニヤ歩く。

 

 

【映画158】『サウダーヂ』@ユーロスペース

ノヴァーリスは「哲学とはほんらい郷愁である」と定義。ハイデッガーがかなりこの説に乗っかったとのこと。様々な場所にいながらも家にいるようにいたい、それが哲学だ、と。ということは山王団地に住んでいない人はいないわけで・・・ぎゃふん!!!!

 

 

【映画160】『ミッション:8ミニッツ』@新宿バルト9

『クォンタム・ファミリーズ』の劣化版と言ってしまえば、それまでなんだが。翻訳なのかなぁ、あの台詞に乗れなかった。でも別に普通に特にさしてまあ、気にならない。

 

 

【映画161】『ウィンターズ・ボーン』@新宿武蔵野館

こ、これは。アメリカ映画の振り幅の広さに仰け反る。強度最高。『ステイ・フレンズ』とかに比べると高低差ありすぎる。

 

 

【映画162】『スクリーム4:ネクスト・ジェネレーション』@新宿TOKYU MILANOビル/シネマスクエアとうきゅう

キメてきたね。またもやラストカットで仰け反る。バキバキ!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

【映画163】『ファイト・クラブ』@BD

『暇と退屈の倫理学』で引用されていてふと再見。CG!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

【映画164】『サラリーマンNEO 劇場版(笑)』@シネマライズ

無言

 

 

観た直後につけているMEMOなので、振り返ると感触が違ったりします。

そこをいくつか補足を。

 

まずは『ミッション:8ミニッツ』。

これ、観終わった直後は『クォンタム・ファミリーズ』の劣化版と感じたんですが、そこと比べて評価するのはフェアじゃないですね。

そもそも小説の情報量に映画は勝てない、そんな当たり前のことを無視していました。

傑作だと思います。

 

そして、『サウダーヂ』。

タマフルを聞いてもう1回観に行こうと思いました。

 

さらに『ステイ・フレンズ』と『ウィンターズ・ボーン』。

この2本のアメリカ映画を見比べると、目眩しか感じないのですが。

どちらもアメリカを体現している映画だなぁ、と。

 

最後に『スクリーム4:ネクスト・ジェネレーション』。

終盤で「友達なんかいらない。ファンだけが欲しいのよ」という台詞があるんですが、最高の台詞ですね。この台詞を聞きに行くだけでも、価値のある映画です。とはいえ、公開館が少なすぎです。

シリーズファンという偏見を差し引いても、大傑作だと思うのですが、いかんせん誰も観ていません・・・。こういった隠れ傑作はBDで観ても、ピンときませんし・・・歯がゆい。

 

こう振り返ると、この7本は地味ながらもすべて傑作揃いという結果に。

特にメジャー感はあるのに、上映館の少なさゆえに地味すぎる存在となっている『スクリーム4:ネクスト・ジェネレーション』が超絶オススメです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!