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『誘惑のアフロディーテ』@DVD

 

 

 



 

 

 

VHSで何度か観たことがあるのですが、今年の6/24にデジタル・レストア・バージョンのDVDが発売されたので買ってありました。

 

積まれていたDVDを取り出して、ふと再生ボタンを押してみたら、全く古びていないので驚きました。

 

90分きっちり監督a.k.aウディ・アレンの1995年の作品です。

今作も90分とちょっとオーバーの95分という尺。

どう考えても、適尺でしょう。

 

初見のときはあまり意識しなかったのですが、主人公の妻役ヘレナ・ボナム=カーターが渋い活躍をしていました。

 

1995年のいうと、つい最近のことに感じますが、15年前のニューヨークなんですね舞台は。

 

そういった意味で、ウディ・アレンのこの時期の映画はすべてニューヨークで撮影されているので、風俗的にも貴重な映像資料となりますね。

 

各年代のニューヨークがきっちり残されていくというのは、日本ではちょっと考えにくいですね。(例えば、何十年も渋谷を舞台に映画を撮り続けている作家なんて考えられません)

 

なんて内容よりも(もちろん筋も最高なんですが)ニューヨークの映画界の懐の広さと歴史を感じたのでありました。

 

懐プッシュです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

2011.08.30 UP

『ピラニア3D』

『ピラニア3D』@TOHOシネマズ渋谷

 

 

 

 

 

 

 

キャッチコピーが秀逸ですね。

いくつかポスターから抜粋させてもらいます。

 

「日本公開が危惧されていた超問題作P3D(ピラニア3D)、遂に上陸!解禁!」

 

「朗報!この衝撃映像で奇跡のR15指定!全国350万人の高校生諸君。さあ、大人への階段を駆け上がろう!」

 

「ARE YOU READY?」

 

などなど。

 

キャッチコピーは必要以上に煽るものも少なくありませんが、この作品に関しては完璧に近いコピーではないでしょうか。見終わった後、コピーを反芻しても潔さしか感じません。

 

たしかに、R15作品にしてはやりすぎています。なにせ「大人への階段を駆け上がろう」ですから。大人でも充分にドン引きレベルの映像が後半には羅列されます。

 

しかも、エロ・グロ・ナンセンスてんこ盛りです。もしデート映画に選んでしまったら涙目でしょう。実際、隣に座っていた老夫婦(なぜ、観にきたのか分かりませんが)は怒りで震えていました。合掌。

 

「主食はリア充」よろしく、海辺で盛り上がっているパーティーピープルが・・・ピラニア3D!!

 

ネット用のいかがわしい映像の撮影会で・・・ピラニア3D!!

 

浜辺の俗極まりないイベントで・・・ピラニア3D!!

 

堪らないです。久しぶりに劇場で大爆笑してしまいました。

 

細かいところでは、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズのドクakaクリストファー・ロイドの使い方も素晴らしい。ドク感あります。

 

恋人とデートで行くのはNG。こういった映画は同性の友人と連れ立って鑑賞するのが猛プッシュです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

『モンスターズ 地球外生命体』@シアターN渋谷

 

 

 

 

 

 

 

なんと、製作費1万5000ドル(約120万円)だそうです。

インディーズ映画の規模ですね。日本で例えるなら、『サイタマノラッパー』と同じくらいではないでしょうか。

 

タランティーノやP・ジャクソンも評価しているらしいのですが・・・

手持ちカメラの細かいブレに酔ってしまい、開始30分で寝ました。

 

最近、手持ちカメラ撮影は増えましたが、この安易な手法が蔓延するのはうんざりです。(これは「低予算映画である」ことと別次元の話です)明確で勇気ある決断なら良いのですが「臨場感という幻想」や「リアリティーという名のブレただけのショット」に付き合っている暇はないのです。

 

ほとんど寝ていたので語る資格ゼロなのですが、驚きはラストショットに。「それはないだろ感」が濃縮されている素晴らしい不自然さ。必見です。

 

緩プッシュです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!