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2011.11.08 UP

最近の7本

 

この2週間の収穫がコチラです。

TwitterのMEMOをコピペします。

 

【映画157】『ステイ・フレンズ』@シネクイント

ガジェットの使い方が絶妙。強い。対になるのは『モテキ』。比較しまくってニヤニヤ歩く。

 

 

【映画158】『サウダーヂ』@ユーロスペース

ノヴァーリスは「哲学とはほんらい郷愁である」と定義。ハイデッガーがかなりこの説に乗っかったとのこと。様々な場所にいながらも家にいるようにいたい、それが哲学だ、と。ということは山王団地に住んでいない人はいないわけで・・・ぎゃふん!!!!

 

 

【映画160】『ミッション:8ミニッツ』@新宿バルト9

『クォンタム・ファミリーズ』の劣化版と言ってしまえば、それまでなんだが。翻訳なのかなぁ、あの台詞に乗れなかった。でも別に普通に特にさしてまあ、気にならない。

 

 

【映画161】『ウィンターズ・ボーン』@新宿武蔵野館

こ、これは。アメリカ映画の振り幅の広さに仰け反る。強度最高。『ステイ・フレンズ』とかに比べると高低差ありすぎる。

 

 

【映画162】『スクリーム4:ネクスト・ジェネレーション』@新宿TOKYU MILANOビル/シネマスクエアとうきゅう

キメてきたね。またもやラストカットで仰け反る。バキバキ!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

【映画163】『ファイト・クラブ』@BD

『暇と退屈の倫理学』で引用されていてふと再見。CG!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

【映画164】『サラリーマンNEO 劇場版(笑)』@シネマライズ

無言

 

 

観た直後につけているMEMOなので、振り返ると感触が違ったりします。

そこをいくつか補足を。

 

まずは『ミッション:8ミニッツ』。

これ、観終わった直後は『クォンタム・ファミリーズ』の劣化版と感じたんですが、そこと比べて評価するのはフェアじゃないですね。

そもそも小説の情報量に映画は勝てない、そんな当たり前のことを無視していました。

傑作だと思います。

 

そして、『サウダーヂ』。

タマフルを聞いてもう1回観に行こうと思いました。

 

さらに『ステイ・フレンズ』と『ウィンターズ・ボーン』。

この2本のアメリカ映画を見比べると、目眩しか感じないのですが。

どちらもアメリカを体現している映画だなぁ、と。

 

最後に『スクリーム4:ネクスト・ジェネレーション』。

終盤で「友達なんかいらない。ファンだけが欲しいのよ」という台詞があるんですが、最高の台詞ですね。この台詞を聞きに行くだけでも、価値のある映画です。とはいえ、公開館が少なすぎです。

シリーズファンという偏見を差し引いても、大傑作だと思うのですが、いかんせん誰も観ていません・・・。こういった隠れ傑作はBDで観ても、ピンときませんし・・・歯がゆい。

 

こう振り返ると、この7本は地味ながらもすべて傑作揃いという結果に。

特にメジャー感はあるのに、上映館の少なさゆえに地味すぎる存在となっている『スクリーム4:ネクスト・ジェネレーション』が超絶オススメです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

2011.10.23 UP

『一命』

『一命』@渋谷シネパレス

 

 

 

 

1962年公開『切腹』のリメイクです。

橋本忍の脚本による傑作中の傑作です。

実際に「『切腹』こそがベストだ」と押す友人・知人が僕のまわりにも多数います。「キング・オブ・日本映画だ」と。

 

 

これに挑戦するのですから、よほどの内容でないと観客は納得しません。

(とはいえ、『切腹』を観ていない人がほとんどなのが実情でしょう。広告においても『切腹』のリメイクだ、という情報は重要視されず、主演の市川海老蔵の復帰作(?)的な扱いと、どこぞこの映画祭で喝采を浴びた、というふんわりとした情報が入れ込まれるばかりです)

 

 

もちろん、『一命』の評価の鍵を握るのは、『切腹』をどう換骨奪胎しているのか、その一点でしょう。

 

あとは関係ありません。

現代だから、撮影場所がない、などといった言い訳は通用しません。

 

これらが大前提で『一命』を観ました。

 

ネタバレになってしまうので、書けないのですが、ラスト20分までは『切腹』とほぼ同じ展開で進んできますが、「あのシーン」は変化しています。

 

これは観てもらう他ないんですが、現代で撮り直す意味が充分にある、と思いました。

 

ラストカットも素晴らしい。あのカットがあるとないとでは、作品全体のトーンが全く変わってきます。

 

拍手です。

 

というわけで、『切腹』をブルーレイで観てから、『一命』を観るのが超絶プッシュです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

2011.10.18 UP

最近の10本

10月に観た映画10本。

 

 

映画を観ていなかったわけではないのですが、更新が遅れていました。

ここ最近観た10本がコチラです。

Twitterに記したメモから。

 

■『モテキ』@TOHOシネマズ六本木ヒルズ

 

■『ワイルド・スピード MEGA MAX』@TOHOシネマズ宇都宮

 

■『探偵はBARにいる』@Movix宇都宮  はい

 

■『アンフェア the answer』@TOHOシネマズ渋谷 10周してつまらない

 

■『猿の惑星:創世記』@TOHOシネマズ渋谷 NO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

■『ザ・ウォード/監禁病棟』@銀座シネパトス 1959年設定なのだから何も問題はない何も。

 

■『アクシデント』@新宿武蔵野館 ジョニー・トー製作・・・監督してほしい。

 

■『アジョシ』@新宿バルト9 ラストシーンが不要だと思う。車内でイヤホンを耳にかけて、その音楽のままエンドロールで良かったのに・・・。もったいない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

■『エンディングノート』@新宿ピカデリー 剥き出し

 

■『電人ザボーガー』@渋谷TOEI 尻上がり

 

 

 

 

といった感じなんですが。

『ザ・ウォード/監禁病棟』、『アクシデント』、『アジョシ』の3本はキてました。

 

どれももう1回劇場で観たいです。

 

 

特に『アジョシ』。

ラストショット以外は、ほとんど完璧な映画だと思います。アクションも素晴らしいし、キャラクターの造詣もエグい。

 

タマフルで宇多丸さんも言っていましたけど『アジョシ』のキャラクターすべて、スピンオフで観てみたいですね。

 

『マンソク兄弟 〜成り上がり〜』みたいなタイトルとかでいいじゃないですか。もう絶対面白いでしょう。

 

『ヲム・ロワンの孤独』とか、『キム・チゴンの事件簿』とか、傑作の予感しかしませんね。

 

『冬の小鳥』で名演技を見せたキム・セロンも手堅かったですね。まあ、『アジョシ』では、あのくらいの力を抜いた演技くらいでちょうどいいんでしょうね。韓国の芦田的な存在ではなく、ちゃんとした演技をできる子役がこういうエンターテイメント映画に出演するとは、韓国映画の力強さを再確認しました。

 

 

さて、今週末は『サヴタージ』と『カウボーイ&エイリアン』が楽しみですね。この2つは外せないでしょう。