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『トゥルー・グリット』@六本木TOHOシネマズ 六本木ヒルズ
『ビッグ・リボウスキ』を観たのは、多分高校3年の時。
当時はオールタイムベスト10に入っていて、その気持ちはほとんど変わっていなく
最近では、『バーン・アフター・リーディング 』も含め、コーエン兄弟のコメディ系は文句なしに傑作が多いのは異論がないかと思われます。
問題なのが『ノーカントリー』に代表されるシリアス系の作品です。
コメディを突き詰めすぎて、シリアスになるのか、シリアス系の息抜きでコメディを撮っているのか、そんなことなど何も考えていないのかもしれませんが、イメージとしてはシリアス系とコメディ系を交互に撮っているイメージがあります。
この『トゥルー・グリット』もそんなシリアス系なのですが、西部劇です。
しかもリメイク。
『勇気ある追跡』を未見なので、西部劇を語れないのですが、
この映画は14歳の少女マッティが素晴らしい。
この少女を観るためだけでも価値がある、と断言したくもなります。
僕は映画は1つのシーンさえ印象的でさえあれば、物語や完成度などどうでもいいとすら思うときもあります。
マッティが「西」に出発する時に渡る川、それが本作のそれに当たります。
もちろん、『ビッグ・リボウスキ』主演のジェフ・ブリッジスが「元泥棒で大酒飲みの自堕落な男」という設定もニヤりなのですが、「マッティの川渡り」のシーンだけでも10杯はご飯が食べられる、そう思います。